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専攻科設立の頃本学専攻科は平成12年(2000年)4月に開設されました。その前年度に全学協議会が度々開かれ、全教職員が一堂に会して専攻科設立の意義について喧々諤々議論が行われました。専攻科は当時、近隣の工科....

専攻科設立の頃本学専攻科は平成12年(2000年)4月に開設されました。その前年度に全学協議会が度々開かれ、全教職員が一堂に会して専攻科設立の意義について喧々諤々議論が行われました。専攻科は当時、近隣の工科系短大や高専などに設置されているところもあって、入学者が少なくメリットも余りないのではないかという話が伝わっていました。そのため、本学もそういう展開になるだろうと予想する向きもあり、設立に反対の意見もありました。しかし、四大と同等の学士を取得できる教育機関をもつことにより本学のステータスが上がることや、本学の教育体制をもってすれば比較的容易に設置できることから、専攻科を設置することで学内の意見がまとまりました。専攻科には、機械・材料・構造分野からなる生産工学専攻と、電気・情報分野からなる電気・情報工学専攻の2専攻を置くことになりました。私は、電気・情報工学専攻の情報工学分野のカリキュラムをまとめるように及川学長(当時)から仰せつかり、その検討を始めることになりました。それと並行して、本科2年課程のカリキュラムの再編が必須となりました。私は早速、学科の金子助教授・廣瀬講師・飯田講師(当時)に協力を頼みました。カリキュラムの検討は2,3か月にわたり、毎日のように夜の9時過ぎまで議論しました。ホワイトボードに枠を書き、本科1,2年と専攻科1,2年、それぞれ前期・後期に分けて科目欄を用意しました。またホワイトボードの裏面には教員別に担当科目欄を設けました。それぞれが手分けして、マグネットの真っ白な札に科目名をフェルトペンで書き込んでいきました。それをホワイトボードの科目欄に貼り付けていくのです。表面と裏面に交互に貼り付け、教員の担当科目数もできるだけ均等になるようにしました。科目の配置は、最初はある程度決まるのですが、半分くらい配置したあたりから、科目のマグネットの白札があちらへこちらへと目まぐるしく飛び交い、ホワイトボードの裏表もくるくる変わったりして、中々まとまらないことが度々ありました。カリキュラムの大枠を検討するなどもっと重要なこともあったはずですが、妙にこの貼り付け作業が記憶に残っているのです。今でもあのマグネットの札の白さが目に沁みるような気がします。こうした検討を経て、専攻科の情報工学分野のカリキュラムが出来上がり、現在のカリキュラムの基盤となっています。開設から12年経ちますが、専攻科から多数の学士取得者が世に出たことに、設立の意義を実感しています。情報処理工学科教授藤井俊二90