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ターが整備されつつある。基礎教育センターは、特に数学や物理などの基礎学習に関する学生の支援、国語や英語などの必須基盤科目の学習支援、などを行うものである。ものづくり工作センターは、機械工作、金属加工、....

ターが整備されつつある。基礎教育センターは、特に数学や物理などの基礎学習に関する学生の支援、国語や英語などの必須基盤科目の学習支援、などを行うものである。ものづくり工作センターは、機械工作、金属加工、設計などデザイニング、製作、などの“ものづくり”にとって基本的に重要な技能・技術の基礎的な実技・実習を行う。また各学科における、実習科目において、プロジェクト的なもの(やや大規模なもの、時間を要するもの、スペースを要するものなど)や、それ以外のものなど、必要に応じて、これを計画・支援するものである(Project-Based Learningの推進)。ものづくり工作センターと密に結ばれた各学科における実技・実習授業が、常に、関連した物理量や化学量、あるいは構造物などの種々の「量」を、すぐにイメージしながら理解することを可能にするような役割を担うことを図る。これは、わが国の大学あるいは高度専修学校が忘れつつある「ものづくり技術」の基礎的センス、あるいは職人的センスを学生に涵養することを目的としている。社会人教育の更なる推進本学が、長年にわたって継続して作り上げた教育システムとして、企業各社から派遣された社会人学生と、一般の高等学校を卒業して直接入学してくる学生との共学がある。現在では、社会人学生と高等学校を卒業して直接入学してくる学生の人数割合は2対8であるが、この共学は“教え合い”などを通じた、学問上の理解の深化や人格的な面での社会性形成などで、双方にとって極めて有益な教育効果をもたらしている。これは、今や伝統となっている本学独自の重要な特徴である。一方では、どんどん多様化しつつある、個々人の学習意欲に対応しやすい短期大学本来の教育システムを、より利用しやすいものに整備することも重要である。短大は2年を期間とする教育を行う。周知のように、この点は生涯高等学習のファーストステージといわれる教育への適切なアクセスとして捉えられており、この点からの教学システムの整備は必要不可欠である。短期に必要な学問を修得したり、専門領域の知識・技術の再整理など、学び直しのできる教育機関であることを認識し、特に、産業界とのつながりを強く有している本学としては、国際的にも国内的にも十分整備された産業技術基礎教育を推進すべきであると考える。「21世紀型市民」の育成が短期大学の持つ機能に適しているとされる今、社会人を含めた共学システムを早くから進めてきた本学は、この点において豊かな経験を有しており大きく展開すべきである。20歳(はたち)の選択のできる有用性しかし、一方で、高校を卒業する若い生徒を対象とする教育を考える場合はどうであろう。現在の高校生から見れば、就職にしろ、四年制大学への進学にしろ、将来の自分の行方を18歳の時点で選択することを迫られる現状は、必ずしも“適切”とは言えず、あとで自分の進路選択は間違っていたと考える生徒は数少なくない。これは、短大をして“やり直しのできる”、すなわち高校を卒業2年後に「20歳の選択」を行うことができる有用な2年間を提供する教育機関として捉えることが可能であることを強く示唆しており、短大の大きな特徴となっている。短大教育を、四年制大学への編入準備教育、あるいは、海外提携などを利用した留学編入準備教育、また、専攻科を活用する学士課程教育への進学準備とするなど、いろいろの捉え方の可能性があり、この点での利点は小さくない。これもまた短大としての重要なアピールポイントである。以上のように、いまや開学50周年を迎え、本学では数十年後でも通用する教育の基礎部分をしっかり構築していくと共に、個性豊かな工学系短期大学を目指して将来計画を推進していかなければならないと考える。110