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社会に与える影響を考えると、法に基づく正式な学校であることが望ましい、とのことから学校教育法に基づく短期大学の設立に踏み切ることに決められた。全寮生制度で人格者養成なお大学建設に当たっては、鉄鋼業界の....

社会に与える影響を考えると、法に基づく正式な学校であることが望ましい、とのことから学校教育法に基づく短期大学の設立に踏み切ることに決められた。全寮生制度で人格者養成なお大学建設に当たっては、鉄鋼業界の共同事業を基本方針としている以上、モデルになるような立派な設備施設をつくる必要があること、教員も四年制大学に劣らない優秀な人材を集めることは大前提であった。そして、最も大きな特徴としては、教室だけの教育では十分ではなく、寮生活と教室生活とで、立派な技術者であり、立派な人格者を養成できることなどの狙いがあったことから、全寮生制度を採りいれた。短期間での開設準備これらの根本方針が決まったのは昭和35年10月であった。したがって、僅か1年半後の昭和37年4月に開学するというスケジュールには殆んど余裕がなく、建造物の建設が遅れて、完成時の建造物の70%が建設されたに過ぎなかったが、既に文部省(当時)の開設認可も得られていたので、予定通り4月1日に発足し、5月1日から開学する運びとなった。そのような状況での開学であったが、完成された本学は、文部省の短期大学教育課程、設備の基準をはるかに上回るものであった。特別な色彩のある短期大学の開設既存大学においては、冶金学科において僅かに鉄鋼に関する講義を見るに過ぎなかったのであるが、本学が鉄鋼専門の短期大学として開設を見るやその重要度が漸く認識されたのか、多くの国立の大学においても鉄鋼学科が新設された。そして、本学の機械科や電気科では、その教科の内容は、鉄鋼分野に強く関連した機械工学や電気工学の内容を有しており、極めて特別な色彩を持っていた。そして、鉄鋼業が一つになって作った世界でも類例を見ない短期大学として開設した本学では、入学定員240名の企業派遣の社会人学生全寮制でスタートし、2年間で四年制大学レベルの技術者教育を行うことを目標に、ほぼ全科目必須といったような極めて厳しい履修がすすめられた。10