ものづくり創造工学科
この手で未来を創りたい!
News
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- 2019.02.01
- 進路速報!就職内定・4年制大学編入学合格情報
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- 2018.03.26
- 機械工学科・ものづくり創造工学科 合同企業説明会を開催しました!
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- 2017.09.29
- ガス溶接技能講習を行いました!
目指せる職業
ものづくり技術者、創造設計技術者 ほか
「ものづくり創造工学科」では、ものづくり技術者、創造設計技術者が目指せます。
まず、ものづくり技術者を目指すキミには、生産技術者、加工技術者、製造技術者が目指せます。
また、創造設計技術者を目指すキミには、設計・開発技術者、プロダクトデザイナー、CAD技術者が目指せます。
ものづくり創造工学科の特徴
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実習主体で学びます
機械工学の科目を基礎に実学重視の教育を行うことを目指しています。
理論的な学習だけではなく、加工実習などの実習を充実させています。
また、設計・デザインに関する科目を学べます。
将来は、「ものづくり」に関わる技術者を目指します。 -
コンピューターを用いた「ものづくり」を学びます。
最近では、コンピューターを用いた設計・製造が主流になりつつあります。「旋盤」などの工作機械を用いた基本的な実習から、コンピューターを用いた実際の製作を行います。CADやCGに関する学習を経て、2次元および3次元のCADを用いた設計や3Dプリンターを用いた製作実習も行います。
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キミは「ものづくり技術者」を目指すのか「創造設計技術者」を目指すのか?
「ものづくり技術者」を目指すキミには、「ものづくり」に関する機械工学の基礎知識・技術を中心に学んで、将来は「ものづくり」の現場でさまざまな技術者になることを目指していこう。また、「創造設計技術者」を目指すキミには、コンピューターを利用した設計・デザインの基礎知識や技術を中心に学んで、将来は設計にかかわる技術者になることを目指していこう。
さあ、目指す目標にむけて頑張ろう!
カリキュラム
1年次
ものづくり創造工学の基礎を学ぶ
まず、「ものづくり」を目指すために機械工学の基本的な部分を学びます。座学が中心となる授業の他に、そこで学んだ理論を自分のものにするための実習が準備されています。基本的な部分から始めますから、しっかり授業に参加して理解を進めていきましょう。これらの授業で得たことは、身につけないといけない「ものづくり」マインドの基礎の部分になります。
ピックアップ授業
工学基礎演習I
「工学基礎演習I」では、「ものづくり」を学ぶキミが、持っておかなければならない知識や技術を、演習を交えながら学んでいきます。「工学」の「基礎」部分を「演習」主体でやりますから、「ものづくり」を目指すキミの理解が進んでいきます。
工学基礎実習
「工学基礎実習」では、「ものづくり」技術者が持たなければならない知識、技術、考え方を、いろいろなテーマの実習を通じて身につけていきます。「ものづくり」マインドを実際に身につける重要な実習になります。また、将来の専門分野を決めるためにも重要な科目です。
2年次
創造設計演習II
2年生では、さらに実践的な「ものづくり」・「デザイン」に関する授業や、1年生で学んだ基礎知識を応用する授業があります。
ピックアップ授業
創造設計演習II
「創造設計演習II」は「ものづくり」やデザインへのコンピューター活用を中心テーマとしています。特に「CGデザイン」「3D-CADによるモデリング」「3Dプリンターによる制作」などのテーマを取り上げ、演習を中心にすすめていきます。
CAD応用
「CAD応用」は1年生の科目「CAD基礎」で学んだ基礎技術を活用・発展させる科目です。3次元CADの基本操作の修得に始まり、3次元CADを使った3Dモデリングを繰り返し演習します。学生自身で3Dモデルを自由に作れるようになることを目指します。
得られる資格
CAD利用技術者試験、CGクリエイター検定、マルチメディア検定、ガス溶接技能講習
卒業研修
熱溶融積層方式を用いた携帯電話カバーおよびスタンドの作製(教授:久次米)
作品のコンセプトを考え、様々な資料・素材を集めます。写真などを参考にして、スケッチを行いコンピュータに下地となるデータを取り込みます。3次元CADを用いてモデリングを行い、作成したモデリングデータをCAMソフトウェアで変換します。3Dプリンターに転送し、カバーやスタンドを作製します。
レーザ加工機を用いたからくり人形製作
からくり人形製作を通して、ものづくりにおける設計、加工、試作のプロセスを体験します。設計では、2次元および3次元のCADを用いて図面やディジタルモデルを作製することで、CADの図面作成技術の修得を目指します。加工では、レーザー加工機による木材加工やロータリーツールなどの工具を用いた手作業による加工を行います。試作では、からくり人形を組み立てて実際に動かすことで、からくり人形の仕組みを理解します。
卒業研修テーマ名(一例)
キットを用いた3Dプリンターの製作および改善・レーザー加工機を用いたからくり人形製作・介護者の負担を減らす車いすの一考察・3Dプリンターを用いた照明器具の製作に関する研修・「機械保全の総合研究」改訂プロジェクトに関する研修
教員・研究室の紹介
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久次米 利彦 教授
コンピューターグラフィクスに関する実習
複合材料に関する研究 等 -
飯田 尚紀 教授
3Dプリンターを用いた機構物の開発に関する研修
マルチメディアコンテンツの制作に関する研修 等 -
小池 稔 准教授
未来型生産システムのデザインに関する研究 等
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冨永 哲貴 講師
e-Learningのためのマルチメディア教材に関する研修 等
久次米 利彦 研究室教授〔博士(工学)〕
受験生・学生へのメッセージ
ものづくり創造工学科ではいろいろなものをデザインする基礎となる事柄について勉強できますが、私はマテリアル(材料)に関する事柄を主にやっていま す。マテリアルがないと何も物が作れません。そういう点で、一番基礎的であると言えます。いろいろな可能性を秘めたマテリアルの世界をのぞいてみませんか?
授業紹介
材料学基礎では金属材料、高分子材料、セラミックスなどさまざまな材料の性質に関して講義します。それぞれの材料の特徴と、なぜそのような特徴を示すのか、どのように使われているのかについて説明します。
研究紹介
レンコンみたいに穴のあいた材料を作る方法を調べたり、うまくできたレンコン材料の特性を測定したりしています。穴があいていることでいろいろな長所が 生まれます。えっ、穴なんかあったらだめだろうと思われるかも知れませんが、意外なところに意外なことが潜んでいるのです。
飯田 尚紀 研究室教授〔学術修士〕
受験生・学生へのメッセージ
コンピュータやインターネットが使えて当たり前の現代社会。普通に使うのではなく「使いこなすにはどうするか?役に立つようにするにはどうしたらいいのか?ネット社会で自分をどのように守り、表現していくのか」が重要ポイント。 2年で、必ず、自分のものになります。
授業紹介
グラフィックリテラシ:1年次後期
「図」を扱うことは、今の社会では、大変重要なテーマです。「グラフィックリテラシ」では、3次元空間内の立体の見方・作り方を、3次元CADを使いながら、実習を中心に学んでいきます。
研究紹介
人体の周長近似に関する研究。
人体体幹部(胸囲、胴囲、腰囲)の周長を近似する関数を求め、その評価を行う研究を行っています。例えば、写真に写っている人物の正面や側面から得られる水平・垂直方向の1次元の数値データから、近似式を用いて2次元(3次元)の周長を求めることになります。
これは、接触して計測できない部分の周長を求めることに応用できます。
小池 稔 研究室准教授〔工学修士〕
受験生・学生へのメッセージ
世の中は全てシステムです。携帯電話も音楽プレイヤーも自動車も家電もコンピュータもコンビニも。ものづくり創造工学科では、システム(ロボット)をデザインしたい学生、(CADを使って)システマティックにデザインしたい学生、(CG)システムを使ってデザインしたい学生を待っています。
授業紹介
私が担当している授業の1つに創造設計演習Ⅱがあります。皆さんは、PC(パーソナルコンピュータ)のふたを開けて、中身を覗いたことがありますか?普段、当たり前のように私たちのそばにあるPC。でも意外と中身は知らないものです。創造設計演習Ⅱでは、「PCの内部構造解析」のような面白い実習がありますので、是非体験していただきたいと思います。
研究紹介
(A)システムをデザインすること、(B)システムを使ってデザインすることをメインテーマとして研究・研修を行っています。
(A)に関しては、自ら選んだ特定の分野のシステムデザインに関する文献調査またはシミュレーションを行います。(B)に関しては、CADシステム・描画ソフトウェアまたはプログラミング言語等を使って、設計図・3次元モデル・イラスト・アニメーション・プログラムを作成します。
冨永 哲貴 研究室講師【修士(工学)】
受験生・学生へのメッセージ
みなさん自身が自分と向き合い、「学びたいこと」、「やりたいこと」を見つけて下さい。その先に「進学」や「就職」の選択肢が見えてきます。そのためには、みなさんの視野を広げることが重要になってきます。「知らないこと・知らなかったこと」、「様々な考え方」を知ることで、みなさん自身の世界・価値観が変わります。
授業紹介
工学解析基礎と工学基礎演習を担当しています。どちらも、工学を学ぶために必要な基礎となる内容であり、後に履修する専門科目に繋がる重要な科目です。
講義や演習を繰り返すことで、考え方を理解し、計算を確実に行うなど、基礎知識の土台を作ることを目指しています。
研究紹介
e-Learningに関する研究をしています。タブレットなどのモバイル端末を使い個別学習をすることができる教材の作成や、LMS (Learning Management System)を使った予習・復習の教材作成、教員が授業中に使う授業補助教材の作成などを行っています。
教材は「数学」や「物理学」だけでなく「画像処理」、「コンピュータグラフィックス」などの内容を扱っています。
卒業後の進路
就職
卒業生インタビュー
産業技術短期大学は、産業界が設立しているため、企業からの信頼も厚く好不況かかわらず就職に強い大学として知られています。
また、学生一人ひとりの「夢」の実現のためにも、教職員が一体となって全力でサポートしています。
そんな本学の魅力を一番身近に感じることのできる、卒業生たちの声をお届けします。
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塩月 健将
憧れの会社で夢だった造船に関わっています。現場ではチームで目標を達成する力や、自分の主観だけではなく他のチームメイトがどう思うか、さらにはユーザーがどう思うかを考察する客観的な視点が求められますが、学生時代にグループで取り組んだ多くの実習や卒業研修でも鍛えられ現在の仕事に大いに役立っています。
2016年度卒業
川﨑重工業(株) 勤務
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奥田 有加里
産業技術短期大学在籍中は「ものづくりプロジェクト」に参加して、世界初のガソリン自動車であるベンツの1号車を、1年少しかけて復元製作しました。放課後や授業の合間に少しでも時間ができると、ものづくり工作センターに行って製作という毎日。とても忙しかったですが、充実した日々を送れました。
2015年度卒業
平井工業(株) 勤務
主な就職先
新日鐵住金/川崎重工業/京セラドキュメントソリューションズジャパン/日鉄住金テクノロジー/パナソニックコンシューマーマーケティング/ジャパンペール/大阪チタニウムテクノロジーズ/神鋼建材工業/フジテック/大阪富士工業/尼崎製罐/SYS・ヨシダ/阪南ビジネスマシン ほか