お知らせ

学生の活動紹介② 『メカジョの尼(あま)いもで染め』をアップしました。

2018.03.05

産業技術短期大学では、産業界や地域社会を持続的に発展させるエンジニアを育成するために、さまざまな教育をおこなっています。今回も、機械工学科の女子学生(メカジョ)が進めている「ヒトにも地球にもやさしい染色プロジェクト」の続報です。前回は、本学のある兵庫県尼崎市の特産品「尼いも」をもちいた染色のために、中身を「尼いもチップス」や「尼いもけんぴ」にして美味しくいただきました♪今回は、尼いもの皮からとった色素でシルクのポケットチーフを染める実験をしましたのでご紹介します。

今回の実験に取り組んだ学生さんは、

佐藤 明日香 さん(機械工学科1年生 2017年4月入学 兵庫工業高校出身)
伊勢  直香 さん(機械工学科1年生 2017年4月入学 兵庫工業高校出身)


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尼崎市の経済環境局さんからいただいた「尼いも」

「尼いも」は、本学がある兵庫県尼崎市の伝統的なサツマイモです。江戸時代中期からつくられていましたが、1950年ごろには台風などの被害で絶滅していました。そのようななか、2000年からの尼崎市の方々の取り組みで復活しました。今回は、尼崎市の経済環境局さんにいただいたたくさんの尼いもをつかいます。


IMG_2764.jpgむいた尼いもの皮

大量の尼いもの皮をむき、色素を抽出します。

DSC_0853.jpg尼いもから抽出した色素粉末

そして、尼いもの抽出粉末がこちらのような鮮やかなピンク色となりました。皮の色素抽出には食用色素の製造販売メーカーであるグリコ栄養食品株式会社さんにお手伝いいただきました。

IMG_2886.jpg尼いもで染色している様子

尼いもを水に溶かし、染色液をつくります。この染色液をすこし温めて、シルクのポケットチーフを投入します。

IMG_2892.jpg尼いもで染められたポケットチーフ

一時間ほど待つと・・・わかりますかね、ピンク色に着色しました。

IMG_2905.jpg尼いもで染色後の特別な発色処理

さらに、色が落ちないように、もう1つの処理をします。彼女たちが見出した特別な溶液に漬けます。
すると、ポケットチーフはピンク、ベージュ、ライトグレーといったように発色します。

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洗浄と乾燥の様子

水でしっかり洗って・・・よく乾燥す・・

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染色したシルクのポケットチーフ

シルクはキレイに染まりました♪

今回紹介した染色法のもとになった研究ですが、2018年3月3日・4日に立教大学でおこなわれた第7回サイエンス・インカレで発表しました。そのタイトルは、

『植物から得られる天然色素でフルカラー染色を目指す』

です。ポリエステルなどの合成繊維でできた衣服やそれを合成染料で染められた衣服は人によっては皮膚刺激など苦痛のあるものだということです。そこで、人に比較的やさしい天然色素であらゆる色が染色できれば、そんな人たちもファッションを楽しめ、少しでも快適になるのでは、という研究とのことです。

参考:文部科学省主催「第7回サイエンス・インカレ」ホームページ

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~ 学生さんの声 ~

 今回初めて染めの実験をしました。最初はここまでの色に染まると思っていなかったので、とても驚きました!それと同時に、キレイにムラなく染めることの難しさも感じました。

自分の興味で今回の実験や毛髪の染色研究に参加しています。自ら意欲的に行動することで、他ではできないような体験・経験をすることができています。自分自身の成長にも繋がると考え、楽しくがんばっています!!

(伊勢 直香 さん 機械工学科1年生 兵庫工業高校出身)

このように本学では、多様な学生さんのプロジェクト活動を応援しています。

いかがでしたでしょうか。

それではまたお会いしましょう!!

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