
平成22年度入学式:4月2日(金)10:00より本学講堂にて挙行されました。
学長式辞では、本学の牛尾学長から「夢」いっぱいの新入生に激励とお祝いのことばが述べられました。
学長式辞の一部を紹介します (ビデオもご覧いただけます)学長式辞の動画はこちら
新入生の皆さん、産業技術短期大学への入学、おめでとうございます。 また、保護者の方々には、お子さん達の入学を心からお祝い申し上げます。
今日ここに平成22年度の本科および専攻科への入学式を挙行するにあたり、学長として一言述べさせていただきます。
(途中一部略)
多くの新入生のみなさんにとって、これからの大学での2年間の学生生活はこれまでとは決定的に異なるといっても過言ではありません。 まず、皆さんはこれまで"生徒"と呼ばれていただろうと思いますが、きょうからは"学生"と呼ばれることになります。 それは同時に、義務教育的な雰囲気での勉強から、皆さん自身の意志で、皆さん自身の意欲で"学ぶ場"へと移るのだということを意味しています。
皆さんがこれから過ごす大学という場は、"自ら学ぶところ"であります。すなわち、大学側は大まかな勉学の枠組みを設定しているだけです。 学生の皆さん方にとっては、これまでに無かったような大幅な自由度があります。 なぜそうなっているのでしょう? また、大学では何をすべきなのでしょう? 何が最も大事なのでしょう ?よく考えていただきたいと思います。
基礎学力は最も大事です。読むこと、書くこと、話すことは、最も基礎的な学力であり、これなくして学ぶことの成果をものにすることはできません。 また、これこそ社会生活に欠くことのできない、いわば人間力の基礎となるものであります。 このような基礎学力を確かなものにするとともに、一方では、技術の基礎を学ばなければなりません。 我が国の技術力は世界的に見てきわめて優れたものでありますが、技術者その人の血となり肉となっていなければ何の価値もありません。 応用の利く基礎力を身につけなければなりません。
皆さん、こだわりを持って学んでください。小中高から大学まで、学校という場では、答えのある、あるいは、答えのわかっている問題を学びます。
その答えをどのように導き出すか、問題を理解し正しい答えを求めるために必要な基礎的学力、その答えを導き出すあらゆる方法、その答えが正しいのかどうか、などについて、学校は学びの場を提供し議論します。
教員はそのために十分な教育研究を行っています。 しかし、皆さんがここを卒業して実社会に出て直面する問題には、正しい答えのまだ判らないもの、あるいは、答えが無いものが多くあります。
このような場合どうすればよいのでしょう。 ここに、みなさんが大学で学ぶ理由、いや、生涯を通じて学ばなければならない理由が示されているのです。
大学は教師から学生への一方向的な、いわゆる教室における授業を受けるだけの場ではありません。 実験や実習などによって物事に具体的に接して体験を深め、さらに参考資料を自ら調べたり、研修など時間をかけて調べるなど、全てを通じて自ら考えることを学ぶところです。この、"自ら考えること"こそ、大変重要なことなのです。皆さんがここを卒業して社会に出て行くとき、皆さんのもっている実力・能力というのは、このことなのです。 そのために、講義や実習・実験、さらには自由な時間も、その多くを学生の皆さん自身の計画に委ねているわけであります。この中で、どのようにこれからの2年間を過ごすかということは、まさに皆さん自身がたてた計画によることになります。 用意されたカリキュラムのなかから皆さん自身の責任と判断で、自分自身をどのように鍛え上げるかを考え、どのように学習するかを決め、また、自由な時間をどう過ごすかを決めることになります。 これらを通して、学生生活をいかに有意義なものにするか、よく考えなければなりません。
勿論、皆さんは、人間が一人で全く独立して生きてゆけるわけでもなく、多くの人とのつながりのなかで生きていることを知っています。 皆さんの周りには、親を始め兄弟や親戚、友人や同級生、恩師や新しい教職員など、多くの人がいます。そして、皆さんはそれらの人の間で、育てられ、鍛えられ、一人前の大人として成長するのであります。それらの教職員や先輩が皆さんに与えてくれる多くのアドバイスに耳を傾けなさい。 また、親・兄弟や友人の意見にも耳を傾けなさい、さらに、本を読み自己の実力を高めるよう努力しなければなりません。
そのような努力し続ける生活にはつらいことがあるかもしれません。 しかし、それらを通じて何人かの仲間が出来、ほんとに親しい無二の親友と呼べる人も出来るだろうと思います。 これもまた大切なことであろうと思います。
(途中一部略)
最後にもう一度、皆さんの産業技術短期大学入学に心からおめでとうを申し上げ、これからの2年間を健康で楽しく過ごされるよう願って、式辞といたします。


新入生はそれぞれの「夢」の実現に向けてスタートしました。