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2025.08.21

学科

“「震災」を乗り越えるデザイン”の発表会を実施しました!

7/23(水)、機械工学科1年生の授業「機械デザイン実習」において、“「震災」を乗り越えるデザイン”をテーマにした発表会を行いました。受講生の学生たちがデザイン制作の集大成を披露しました。

日常生活やペットとの避難生活で役立つデザイン

いつ起こるか分からない災害に備え、学生たちは「災害時だけでなく日常生活でも活用できるもの」や、昨今課題となる「ペットとの快適な避難生活」に注目し、力の入ったデザインと発表を披露しました。

8チームのデザイン

例えばこちらのチームのアイデアは、災害発生時に最低限のインフラを用意した“Rescube(レスキューブ)”。ソーラーパネルで発電し、雨水などをろ過して飲料水が手に入ります。

“Rescube(レスキューブ)”の発表の様子

デザインがつたわるようにつくったモックアップ(模型)

次は、ダイニングチェアの座面がバッグになる“そなえchair そなえてやー”。いつも座るイスのなかに防災バッグをデザイン。発表では、どこに力がかかるかといったコンピュータシミュレーションの結果も報告されました。

“そなえchair そなえてやー”のモックアップ

企業によるモックアップ制作サポートも

前回の発表会後に実施したALTER TECH株式会社様と中野製作所様の工場見学をきっかけに、8チーム中4チームが両社の助言を受けながら製作に挑戦しました。プロの技術者から加工方法や素材選びのサポートをいただき、作品の完成度は大きく向上しました。

企業によるサポートを受けたチームの発表の様子

今回受講生から最も優秀なデザインとして選ばれたのは、“救うために咲く花”。花をモチーフにした街灯にドローンを内蔵し、災害時に救助を援助するなど、防災インフラとして機能するといったデザインです。

“救うために咲く花”の発表の様子

ものづくりの流れをまなぶ“機械デザイン実習”

機械デザイン実習は、デザインの発想からモックアップ制作までを通して、「アイデアが形になる過程」を実践的に理解することが目標です。ものづくりの上流から下流までの流れを大まかに体験し、1年生後期以降の専門的な学びへの意欲につなげようとしています。

授業を体験した受講生からは、「ものづくりの楽しさと難しさの両方を体験できて、とても良い経験になりました」「製品を実用化する過程がわかり、試行錯誤の連続であることが改めて理解することができました」といったコメントも。

今回の発表会は、授業での学びに企業サポートが加わることで、より実践的なものづくり体験となりました。今後も、こうした経験を活かして、ものづくりの学びをさらに広げていきます。

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