学科 機械工学科
ロボットや機械設計を学んで
機械エンジニアに!!
新たな時代を見据え、ものづくりのベースとなる機械工学の基礎知識や技術を身につけ、新たな価値を生み出す力を養います。将来は、ロボットや様々な機械製品を設計や生産をおこなう機械エンジニアをめざします。
学科の特徴
カリキュラム
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演習主体の授業で
基礎知識を修得!4力学を中心に物理や微分積分学、線形代数等を学びます。
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最新技術を活用した
実験科目3次元・CAD・CAEを活用し、確かな技術力を養います。
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機械工学の根幹である
「4力学」を学べる!材料力学・流体力学・熱力学・機械力学を2年で学べるのは産業技術短期大学だけ!
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次世代ロボットを
自分の手で創る!ロボットや自動車を例に、機械が動く仕組みを理解しデザインする力を養います。
授業Pickup
めざせる資格
- ・エネルギー管理士
- ・トレース技能検定
- ・機械設計技術者
- ・技術士補
- ・CAD利用技術者
主な就職先
朝日工業社/大阪ガスファシリティーズ/大阪チタニウムテクノロジーズ/大阪富士工業/カジマメカトロエンジニアリング/川崎重工業/カワサキロボットサービス/キッコーマン食品/クボタ機械設計/グンゼ/神戸市役所/ジャパンペール/神鋼検査サービス/スズキ/住友精化/住友電気工業/ダイキン工業/ダイハツ工業/タクマ・エンジニアリング/中央電設/日鉄鋼板/日鉄テクノロジー/ニデックアドバンステクノロジー/日本製鉄/ハイレックスコーポレーション/フジテック/三菱電機/三菱電機プラントエンジニアリング/ヤンマーパワーテクノロジー/理研計器
※過去5年実績(2020年〜2024年卒業生)
就職主な編入学先
国公立
和歌山大学/滋賀県立大学/群馬大学/静岡大学/豊橋技術科学大学/岐阜大学/新潟大学/富山大学/福井大学/山口大学/高知工科大学/佐賀大学/宮崎大学
私立
関西大学/近畿大学/甲南大学/龍谷大学/大阪電気通信大学/大阪産業大学/法政大学/日本大学/東海大学/帝京大学/愛知工業大学/金沢工業大学/徳島文理大学
※過去5年実績(2020年〜2024年卒業生)
編入学教員・研究室の紹介
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二井見 博文 教授
ヒューマノイドロボットの研究 等
研究室の詳細はこちら
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樋口 善彦 教授
高温プロセスの高純度化/高効率化に関する研究 等
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久次米 利彦 教授
コンピューターグラフィクスに関する実習
複合材料に関する研究 等研究室の詳細はこちら
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竹内 誠一 教授
大型燃焼炉内の放射伝熱に関する研究/熱音響デバイスの研究 等
研究室の詳細はこちら
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浅尾 慎一 准教授
複雑な流れ場に対する高精度高効率な計算手法の研究 等
研究室の詳細はこちら
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森 英喜 准教授
原子・電子構造に基づいた機械材料特性のモデル化および評価 等
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牧田 太郎 講師
転がりすべり疲労現象の連続観察 等
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堀 靖仁 講師
曲がりはりを応用したひずみ測定装置の開発に関する研究 等
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松原 孝典 講師
天然物をもちいた人や地球環境にやさしい繊維の染色機能加工 等
研究室の詳細はこちら
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谷 清隆 講師
金属材料、木材、その他材料の切削、接合等加工に関する研究
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二井見 博文 研究室博士(工学)
受験生・学生へのメッセージ
卒業研修で、ロボットの開発を行っています。これまで、階段昇降ロボットや人間型ロボットなど様々なロボットを開発してきました。ロボットを製作するための基本的技術を指導します。しかし、アイデアを出すのは学生達です。自分達で考えて、アイデアを現実のものとしていきます。
授業紹介
ロボティクス基礎:1年前期に、「ロボティクス基礎」の講義があります。ロボットの歴史から始まり、ロボットの構造・部品、ロボットの設計など、ロボットに関する様々なことを学びます。講義では、ビデオの映像や実際のロボットなどを使い、最新のロボット技術について学ぶことができます。
研究紹介
これまで階段昇降ロボットの研究を行ってきました。目標は階段を上る車椅子を作ることです。単に階段を上れるだけではいけません。一番大切なことは安全性です。階段の途中で絶対に転倒しない仕組みが必要です。階段昇降車椅子の実用化を目指して研究を行っています。
久次米 利彦 研究室教授〔博士(工学)〕
受験生・学生へのメッセージ
ものづくり創造工学科ではいろいろなものをデザインする基礎となる事柄について勉強できますが、私はマテリアル(材料)に関する事柄を主にやっていま す。マテリアルがないと何も物が作れません。そういう点で、一番基礎的であると言えます。いろいろな可能性を秘めたマテリアルの世界をのぞいてみませんか?
授業紹介
材料学基礎では金属材料、高分子材料、セラミックスなどさまざまな材料の性質に関して講義します。それぞれの材料の特徴と、なぜそのような特徴を示すのか、どのように使われているのかについて説明します。
研究紹介
レンコンみたいに穴のあいた材料を作る方法を調べたり、うまくできたレンコン材料の特性を測定したりしています。穴があいていることでいろいろな長所が 生まれます。えっ、穴なんかあったらだめだろうと思われるかも知れませんが、意外なところに意外なことが潜んでいるのです。
樋口 善彦 教授博士(工学)
受験生・学生へのメッセージ
機械工学科で生産プロセスについて学びませんか。
世の中の生産プロセスで実際に起きていることを評価したり、解明したりします。実際の現象を理解することで、新しい技術やプロセスの提案を目指しています。そのために、ミニチュア装置での実験や数値シミュレーションを行います。
授業紹介
「工業材料」「鉄鋼材料学」「金属強度学」ものを作ったり、使ったりする時に、その性能を最大限に引き出したいですね。そこで、使用する材料の性質と使い方を詳しく、豊富な実例を使って解説します。「化学熱力学」「金属物理化学」「鉄鋼製錬学」材料の性質を向上させる方法や材料の作り方を基礎から学びます。
研究紹介
鉄鋼プロセスで効率よく高性能の鉄鋼製品を作るため、鋼の純度を高めたり、プロセスの時間を短くする研究をしています。鉄鋼プロセスはまだまだ向上の余地が残されている「宝の山」です。一緒に宝探しをしてみませんか?それから、チョコレート用3Dプリンターの開発など身近なテーマでも研究をしています。
竹内 誠一 教授博士(工学)
受験生・学生へのメッセージ
自動車や船といった乗り物、洗濯機や冷蔵庫等の電化製品、さらにはロボット等々、世の中には非常にたくさんの「もの」があります。
機械工学科では、そんな「もの」をつくり出すための知識を学ぶことができます。
将来、機械エンジニアになって、何か「もの」を作ってみたいと思われる方は、是非、この機械工学科に入学して一緒に勉強しましょう。
授業紹介
私が担当している「熱力学」はものづくりの最も基礎となる科目であり、材料力学・流体力学と併せて三力学とも呼ばれます。
ものをつくるためには、必ず熱エネルギーが必要であり、また、つくられた製品に関しても「放熱」という熱の問題が付きまといます。このように、熱が関わらない「もの」は世の中に存在しないと言っても過言ではありません。
この熱力学では非常に重要な熱エネルギーに関する基礎知識を学びます。
研究紹介
大型燃焼炉内の放射伝熱に関する研究を行っています。
地球が太陽の光によって暖められているように、電磁波(光)は熱を伝えるという特性を持っています。この熱の伝わりが放射伝熱であり、大型の火炎もまた赤外線という電磁波を発射し、それによって大量の熱を伝えます。
そこで私は、燃焼炉内に作られた大型火炎がどのくらいの熱を伝えるのか等を数値シミュレーションで調べています。
牧田 太郎 講師工学士
受験生・学生へのメッセージ
最近新聞等で報道される事故の様子からもわかるように、どんなに格好良い機械を作っても、それが壊れてしまっては期待した成果をあげられないだけでなく、人的・物的な被害を生み出してしまいます。
ものづくりを楽しく行うために、言い換えるとものづくりで「悲しみ」「憎しみ」を生み出さないために、必須となる機械工学の基本的内容についてしっかり勉強しましょう。
授業紹介
私が担当している「機械製図法Ⅰ」および「機械製図法Ⅱ」では、現代の機械工業界において必須のコミュニケーション手法である製図の基礎を学びます。三次元の物体である機械部品を二次元の紙の上に設計図として描き表し、また描かれた設計図を読んで三次元形状を再現する製図の手法を身につけるための科目です。
研究紹介
転がりすべり疲労に関する研究を行っています。これは歯車や転がり軸受のピッチング、フレーキング、圧延ロールのスポーリングおよび鉄道車輪・レール踏面のシェリングなどを引き起こし、機械設備の経済性・安全性を脅かしています。それを防ぐための研究です。上昇気流に乗りつつある日本産業を共に縁の下で支えて行きましょう。
堀 靖仁 講師修士(工学)
受験生・学生へのメッセージ
機械工学はものを設計したり、製造する時に必要不可欠です。機械工学科では、機械工学の基礎を学びます。機械エンジニアになりたい学生さんや、機械工学に少しでも興味がある学生さんは、ぜひとも一緒に学びましょう。
授業紹介
私は主に機械設計を担当しています。授業は最初、材料の強度や剛性などのはなしから、ねじなどの部品の設計を行っています。最終的には、ねじジャッキの設計を行います。
研究紹介
材料のひずみを測定するためには、一般的にひずみゲージを材料の表面に接着して行います。しかしながら、一部のプラスチックスは接着性に乏しいものがあります。そのようなプラスチックスのひずみをひずみゲージを使わず測定するための方法を研究しています。
浅尾 慎一 准教授博士(工学)
受験生・学生へのメッセージ
流れを知り、流れを操る。
流れを0と1の世界で見る。
これらをモットーに研究を行っています。
流体工学とコンピュータにどっぷりつかりたい方、お勧めです。
授業紹介
機械工学実験で表計算ソフトを用いた数値シミュレーションを行っています。
本来、数値シミュレーションはFortranやC言語などのプログラム言語を使って行うものですが、より手軽にわかりやすくシミュレーションを行うために表計算ソフトを用いています。本実験では熱せられた棒の冷却の様子をシミュレーションしています。
研究紹介
静止流れ場を移動する複数物体周り流れの数値シミュレーションを行っています。
たとえば、コーヒーをかき混ぜ棒でかき混ぜる場合、どのような流れができ、どのように流れが全体に伝わっていくのか、また、かき混ぜ棒にはどのような力がかかっているのかなど、コンピュータを使ってシミュレーション解析しています。
森 英喜 准教授博士(工学)
受験生・学生へのメッセージ
機械工学科では、有史以来の「ものづくり」の伝統・経験としての知恵を体系化し学問とし、知識として学びます。そして、その知識を生かして新しい「ものづくり」の知恵を創造し、安全で快適な社会作りに貢献していきましょう。
授業紹介
機械部品の性質や強度について学ぶ材料力学の講義を行います。例えば、クレーンが重いものを「安全に」持ち上げるためにはどんなことを考える必要があるでしょうか?どれくらいの重量を持ち上げるのか?どれくらいの高さに持ち上げるのか?そんな条件をみたす「安全な」クレーンを作るための基礎を学ぶのが材料力学です。
研究紹介
金属の強さや粘さをコンピュータを用いて原子レベルで調べています。日常では、一見、何の変化もない金属もその内部でダイナミックな変化が起こっています。なぜモノは変形するのか?なぜモノは壊れるのか?その答えをコンピュータの助けを借りて調べています。また、最先端材料であるカーボンナノチューブの研究も行っています。
松原 孝典 講師博士(工学)
受験生・学生へのメッセージ
国際的にロボティクス分野やAIやIoTなどのIT分野が急速に発展しております。これらを活用し、すべてのものづくりのベースとなる学問が機械工学です。時代の流れを触れながら、機械工学を学び、新しい時代で活躍する機械エンジニアになりましょう。
授業紹介
機械工学の基礎となる数学や化学の授業を担当しています。機械工学の主要な学問である熱力学・流体力学・材料力学・機械力学において必要な基礎数学や、機械要素の材料について分子レベルで考えるための基礎化学についてお教えします。いずれも基礎的な内容ですが、機械系エンジニアとなるためには重要な科目です。
研究紹介
天然物の化学反応を活用する毛髪や布などの繊維の染色を研究しています。例えば、緑茶の成分(カテキン)をもちいたヘアカラー(毛髪の染色)の研究があります。緑茶はほおっておくと酸化して色が濃くなっていきますが、このような酸化反応を利用したものです。人にも地球にもやさしい繊維の染色方法の開発を目指しています。
谷 清隆 研究室講師〔工学士〕
受験生・学生へのメッセージ
ものづくりはとても楽しく、できあがったときの感動は言葉で言い表せない喜びです。しかし、最初は難しく、できそうにないと思うことがあります。どんな事でも初めから上手な人はいません。機械加工や溶接といったものづくりの基本となる作業は練習すればするほど上手になります。ものづくりを好きになってください。
授業紹介
「図学基礎」「機械製図」と「ものづくり」に関する実習を担当しています。製図は工業の言葉と言われ、ものづくりでは欠かせません。実習を行う時も、図面を見ながら作っていきます。図面を読んだり描いたりすることができなければ効率や精度が悪くなってしまいます。製図やものづくりと合わせて楽しく学びましょう。
研究紹介
ものづくりにおいて大切なことは、安全に効率良くです。加工や接合において安全に効率良く作業するための治具の製作や環境を整える研修・研究を行っています。本学で学んだ学生が、卒業後社会に貢献できる人材となるよう日々研鑽しています。