機械デザインが学生を強くする!! 機械工学科の新設科目「機械デザイン実習」を紹介します!!
2024.03.13
前回、前々回と引き続き、「機械デザイン実習」の紹介をさせて頂きます。この実習は「自分たちの思いのこもった機械」をどのように企画するかの実習です。このように、「機械デザイン実習」は今まであるような大学の授業とは一味違う実習ですが、今回は、学生の声である授業評価アンケートより、この授業の良かった点をランキング形式で紹介したいと思います。
コメント数の多かった第3位は「瞬発力をきたえることができた」です。
「短い時間で検討し意見をまとめるのは瞬発力が鍛えられてとてもいいと思った。」とコメントを頂きました。この授業ではある小さなテーマを短時間で議論する実習があります。60分以内に課題に対してグループでの結論を出していきます。最初は戸惑う学生もいるのですが、一度話が始まるとワイワイしてあっという間に時間が過ぎます。発表ギリギリ前に結論を出し、みんなの前で発表する。緊張感がありながらも終えた後の達成感や、自分たちはこんなことまで考えることができるのか! という成長感を味わえます。
コンセプトアイデアのショートプレゼンテーション
続きまして、第2位は「プロダクトデザインに関わることができた」です。
「ほかの授業とは違って製品デザインなどを考えるのが面白かった」というコメントを頂きました。多くの機械工学の大学では座学中心になりがちで、実際に製品デザインを考えることはあまり機会がないように思えます。デザインを考えるときは、みんなで考える学生たちや、一人でコツコツ考えたのちにみんなでアイデアを出し合うグループなど様々でした。機械工学科に入ったのだから、自分の好きな機械を考えるのは当然ですよね。それをみんなで共有できると楽しいですよ。早速、アイデアが出てきましたね。
プレゼンに使うポスターの印刷
「設計専門の遠藤先生の話を聞けてすごくためになったので継続してほしいです。」というコメントも頂きました。実際にデザインの事務所を京都で経営している遠藤正二郎先生ですが、デザインに関する切り口は抜群です。学生が考えているアイデア、けれども、ちょっとモヤモヤしている。。。そんなアイデアを明瞭にしてもらえます。説明時に使うポスターパネルの作り方も教えてもらいました。
プレゼンに利用するポスターの作成
そして、第1位は「グループワークで新たな発見・新たなつながりができた」です。
「普段話す機会の少なかった学生間で交流・協力できた点」というコメントを頂きました。話してみると「あの人こんなことできるの!?」のように学生同士で新たなる発見があった班があったようです。このキャットシーロイドもある学生が独自に3D CADアプリを使ってつくりました。他のメンバーや教員は驚いていました。
企画製品のプレゼンテーション
「企業生のノウハウを少しでも吸収できてよかった。」「社会人学生間で、他の企業でどのような業務を行っているか具体的に知れた点」というコメントを頂きました。本学の特徴の一つに、企業に所属しており2年間短大で勉強するために来ている人(企業生)がいます。この企業生のおかげで現場の仕事の事情など本当の生の声を聴くことができます。
プレゼンテーションにおける学生同士のディスカッション
以上、授業の良かった点ランキングでした。このように「機械デザイン実習」は機械工学の授業の一環である一方、学生自身の成長を直接感じる要素、アイデアを強くする要素、新しい発見ができる要素、学生同士のつながりを強くする要素も含まれています。実際にこの実習を体験し、強くなっている学生がオープンキャンパスにいますので、ぜひ体験談を聞いてみてくださいね。
機械デザイン実習の紹介「企画・デザインを考える機械工学科の新設科目「機械デザイン実習」を紹介します!!」はこちら。
機械デザイン実習の紹介「「機械の秘密を見てみない?」機械工学科の新設科目「機械デザイン実習」を紹介します!!」はこちら。
機械デザイン実習の詳細はシラバスをご覧ください。
遠藤正二郎先生のデザイン事務所はこちら
時代に合った新たなカリキュラムを用意しています。
ものづくりを企画から考える「機械デザイン実習」
データサイエンスを活用してものづくりをおこなう「データサイエンス基礎」「データサイエンス演習」
設計だけでなく、実際につくる「機械工作実習」についても授業準備中です。
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