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お知らせ

【機械工学科】卒業研修のご紹介 ―アルミニウム材料の染色実験―

2022.05.02

 2年生全員がそれぞれの研究室にわかれて1年かけて研究する卒業研修という授業があります。

 今回は、松原講師担当の材料機能工学研究室の活動を紹介します。材料機能工学研究室では、金属材料や繊維材料の染色機能加工を研究しています。

 最近は、スマートフォンの外装にも利用されているアルミニウム材料を表面処理して染色する「アルマイト染色」に取り組んでいます。

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 見学に訪れた日は、2回目の授業ということで、アルマイト染色の体験をおこなっていました。アルマイト染色は、アルミ材料の表面を電解処理して、ナノスケールの穴を開け、その中に染料を吸着させることでおこなうことができます。

 下の写真は、アルミ表面を磨き、電解処理をするためのセルをつくっています。

 電解処理は、電気分解のことで、2つの金属を溶液に漬けて、その間に電圧をかけることで酸化還元反応を起こす処理です。

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 片方をアルミ材料にしたセルを作製後、硫酸水溶液に漬けて、電圧をかけます。

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 電解処理後、染色し、穴をふさぐ化学処理をおこなうと、アルマイト染色が完了です。染色では、玉ねぎの皮を煮だした抽出液をつかいました。染色結果はきれいな黄金色になりました。電解処理の電圧などの条件を変えることで、色の濃さを調節できます。

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 今年は、どんな研究テーマが進められるのでしょうか。

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