お知らせ

　2022年5月30日（月）一般社団法人 日本鉄鋼協会発行の「鉄と鋼」誌に、機械工学科卒業生　鷹林 謙介さんの卒業研修の成果が、査読付き論文(注1)として公開されました。タイトルは「浴中に侵入する球体と流体の相互作用に関する数値解析」となります(注2)。本学科樋口教授の指導のもと、卒業研修として1年間研究して得られた成果であり、液体中での球体の動きをコンピュータ上でシミュレーションし再現することを試みた内容となります。製鉄過程における溶かした鉄の中での添加物の不純物の動きを予測・コントロールしてより品質のよい鉄を作ることを目標としています。なお、流体とは液体や気体など流れるものの総称であり、流体の運動や流体中での物体の運動の予測・コントロールは機械工学の中で重要な目標の一つです。溶けた鉄という特殊な液体の中の動きも最新のシミュレーション技術によって予測可能になってきています。ご興味を持ったお方は是非本学にお問い合わせください。
(注1)査読付き論文：複数の研究者によって審査され，優れた内容であることが保証された論文
(注2) https://doi.org/10.2355/tetsutohagane.TETSU-2022-027　からアクセス可能