資料請求 アクセス Facebook LINE X Instagram

お知らせ

日本鉄鋼協会の講演大会で機械工学科の学生4名が研究成果を発表しました!!

2023.09.29

 2023年9月21日に富山大学五福キャンパスで開催された日本鉄鋼協会第186回講演大会の学生ポスターセッションにおいて、機械工学科2年生の森本大樹さん、實 茉音さん、小椋いろはさん、杉 真弥さんの4名が研究発表をおこないました。本発表は、2年生の卒業研修という授業の一環で、機械工学科の樋口善彦教授による指導のもとでおこなった研究に基づいたものです。111件の発表のうち、ほとんどが大学院生の発表で、短大生の発表は本学のみでした。

tekko_kyokai_happyo_trimmed.jpg

4名の発表題目は、次の通りです。
森本 大樹 さん 「機械学習XGBoost法によるS-N曲線の推定」
實 茉音 さん  「ガス攪拌時の音響情報に基づく深層学習」
小椋 いろは さん「非ニュートン性流体の数値流体解析」
杉 真弥 さん  「非ニュートン性多相流体の粘度に及ぼす要因評価」

 森本さんは、金属の疲労特性を表すS-N曲線 (*1) を機械学習で高精度に予測する研究を発表しました。實さんは、水中に流したガスが気泡となって水面から出てくるときの音でガス流量を推定するAI技術を発表しました。先月の日本実験力学学会にて発表した関連研究です (*2)。小椋さんは、粒子が分散した非ニュートン流体 (*3) の動きをシミュレーションする数値流体計算の研究を発表しました。杉さんは、時間とともに傾いていく容器から流体がこぼれ落ちる様子を数値流体計算で予測する研究を発表しました。いずれも鉄鋼材料や鉄鋼プロセスに関わる基礎的な研究です。大学や企業の研究者や技術者の方々からたくさんのコメントや質問をいただきました。心温まるアドバイスもあり、これからの研究に役立ていきます。

 森本さんは日本製鉄から、杉さんは神戸製鋼所から派遣された学生さんです。企業から派遣された学生さんは、学会発表 (*4) や資格取得 (*5・*6) など、大学の授業だけでなく、多方面でチャレンジしてくれています。實さんと小椋さんは、高校を卒業して本学に入学した学生(本学では一般生とよく言います)ですが、短い時間で集中して研究してくれました。発表のための練習も繰り返すたびに上手になっていき、周りの4年制大学の学生や大学院生と区別がつかないほど堂々と質問に答えていた姿が印象的でした。


(*1) 材料の重要な特性曲線であり、繰り返し加えられる力の大きさと材料が破断するまでの繰り返し数の関係を表す。
(*2) 日本実験力学会の講演会で機械工学科の学生が音響情報にAIを適用した研究成果を発表しました!!(こちらをチェック
(*3) 水のように粘度が一定のニュートン流体に対して、流動状況によって粘度が変化する特殊な流体
(*4) 日本鉄鋼協会の講演大会学生ポスターセッションで機械工学科2年生が優秀賞と努力賞を受賞しました‼(こちらをチェック
(*5) 機械工学科の学生4名が「機械設計技術者試験3級」に合格!(こちらをチェック
(*6) 機械工学科2年生と履修証明プログラム修了者が「エネルギー管理士」の国家試験に合格しました!(こちらをチェック

ページトップへ戻る