お知らせ

　機械工学科１年生の尾村 凌さんが、水質関係第1種公害防止管理者の国家試験に合格しました（＊）。取得が難しい国家試験として知られています。尾村さんが合格した試験では5科目が課されますが、1回の受験で5科目全てに合格する割合は7～10 %となります。連続した3年間で合格する割合は20 %程度と言われています。

－大学入学前に3科目合格し、大学入学1年で残り2科目合格
　尾村さんは企業から派遣された社会人学生で、工業高校で化学系を学んだ後に入社し、職場では薬品管理や廃液管理の業務も行っていました。職場での環境トラブル防止に役立てたいと在職中に試験勉強を開始し、２年間で３科目に合格していました。産業技術短期大学に入学後、残りの２科目について公式テキストや要約版を読み込みながら勉強を進め、今年見事に合格を勝ち取りました。公害防止管理者は出題がかなり工夫されていて過去問の勉強では太刀打ちできないため、勉強はかなり大変だったそうですが、そのおかげで深い知識が身についたそうです。来年３月の卒業後は、職場に戻って勉強の成果を役立てたいとのことでした。

－今後はDXに関する資格試験に挑戦
　DX（デジタルトランスフォーメーション）という世の中の大きな流れを受けて、AIのG検定やプログラミング言語Pythonの検定試験にも挑戦したいとのことでしたので、特別講習会の開催などを通じてサポートしていきたいと考えています。

機械工学科１年生　尾村 凌さん

＊　公害防止管理者
　『昭和46年6月、工場内に公害防止に関する専門的知識を有する人的組織の設置を義務付けた「特定工場における公害防止組織の整備に関する法律（法律第107号）」が制定され、この法律の施行により、公害防止管理者制度が発足しました。公害防止管理者は一定規模以上の特定工場に選任が義務付けられています。』とのこと。（一般社団法人産業管理協会HPから引用）

---

機械工学科で目指せる資格
エネルギー管理士、機械設計技術者、CAD利用技術者、トレース技能検定、技術士補など
（機械工学科のHPはこちら）

資格に関する過去の記事
（2024.02.01）情報処理分野の国家資格であるITパスポート試験に機械工学科２年生が合格！！
（2024.01.18）「機械設計技術者３級試験」に機械工学科の学生３名が見事に合格しました！
（2023.12.12）3Dプリンター活用技術検定試験 に 機械工学科の学生が合格！！
（2023.11.01）AIに関する検定試験G検定に機械工学科の学生2名が合格！！
（2023.10.24）品質管理検定（ＱＣ検定）に機械工学科の学生が5名合格！！
（2023.10.18）CG-ARTS検定のガイダンスを実施しました！！
（2023.09.26）機械工学科2年生と履修証明プログラム修了者が「エネルギー管理士」の国家試験に合格しました！