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【5件の学会発表を実施】機械工学科2年生の研究グループが2つの学会で天然色素を用いたアルマイト染色研究を発信！

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2025.10.07

学科

【5件の学会発表を実施】機械工学科2年生の研究グループが2つの学会で天然色素を用いたアルマイト染色研究を発信！

2025年9月、本学機械工学科の2年生チームが、表面技術協会第152回講演大会および日本金属学会 2025年秋期講演大会にて、合計5件の研究発表を行いました。

研究テーマは、「天然由来色素を用いたアルミニウムアノード酸化皮膜（いわゆる“アルマイト”）の染色」。自然素材を活かした環境調和型の金属染色技術の開発に向けて、学生たちが主体となって研究を進めてきました。

授業の合間や夏休みを活用し、実験・発表準備に全力

この研究は、授業の合間や夏休み期間を使って、学生自身が地道に実験を重ねてきた成果です。アルミニウムを天然由来色素で染めるという新しい試みに対して、短期間で多くの試行錯誤を繰り返しながら、ようやく発表にこぎつけました。

9月の学会発表では、ポスター・口頭発表を合わせて5件に登壇。全員はじめての学会でしたが、自らの言葉で研究を伝え、質疑にも対応しました。

発表した学生のコメント

赤川直希さん（機械工学科2年）
「学会発表までには、夏休み中も毎日のように実験やデータのまとめを行い、直前まで発表資料の作成に苦慮しましたが、発表の場では、緊張しながらも発表や質疑応答を楽しんで行うことができました。染色時に生じる色ムラについて多くの質問を受け、今後の重要な課題として改めて認識しました。」

川島愛実さん（機械工学科2年）
「発表を聞いてくださった方々から、まだ行っていない試験や新たな視点の提案を多くいただき、今後の実験計画の参考になりました。2回目の発表では落ち着いて質問を聞き、しっかりと対応することができました。1回目の発表の質疑応答での反省を活かせたと思います。」

発表内容一覧（2学会・5件）

表面技術協会第152回講演大会（2025年9月9日～10日・福岡工業大学）
タイトル：天然色素を用いたアルミニウムアノード酸化皮膜の染色における色調と耐光性
発表者：〇中川大輔、赤川直希、田中仁幸、松原孝典
タイトル：合成アロメラニンを用いたアルミニウムアノード酸化皮膜の染色
発表者：〇川島愛実、細谷匠、松原孝典

日本金属学会 2025年秋期（第177回）講演大会（2025年9月17日～19日・北海道大学）
タイトル：天然色素18種によるアルミニウムアノード酸化皮膜の染色性および耐光性評価
発表者：〇赤川直希、田中仁幸、中川大輔、上村佳嗣、山本菜花、松原孝典
タイトル：緑茶抽出物と酸化剤・金属塩を用いたアルミニウム酸化皮膜の染色法
発表者：〇田中仁幸、赤川直希、中川大輔、川島愛実、松原孝典
タイトル：合成メラニン前駆体の違いがアルミニウムアノード酸化皮膜の染色性に及ぼす影響
発表者：〇川島愛実、細谷匠、田淵傑、佐藤春道、松原孝典

指導教員松原孝典准教授コメント
「それぞれの発表はテーマも視点もそれぞれ異なりますが、“天然素材でアルマイトを染める”という共通の目標に向けて、学生が自ら考え、実験し、まとめ上げてくれました。学会という外の舞台で発表する姿はとても頼もしかったです。」

本学ならではの「早期の研究・発信経験」

産業技術短期大学では、2年という短い学びの中でも、学生が自らの手で研究に取り組み、社会に発信する力を養うことを大切にしています。今回のように、2年生が主体となって5件もの発表をやり遂げた経験は、彼らにとってかけがえのない実践的学びとなりました。今後は、学会での質疑応答や指摘をもとに、さらなる実験・検討が進められていく予定です。学生たちのこれからの挑戦に、ぜひご期待ください。

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【5件の学会発表を実施】機械工学科2年生の研究グループが2つの学会で天然色素を用いたアルマイト染色研究を発信！

授業の合間や夏休みを活用し、実験・発表準備に全力

発表内容一覧（2学会・5件）

本学ならではの「早期の研究・発信経験」

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