消防設備士試験に機械工学科2年生の企業派遣生が合格!
2024.07.11
機械工学科2年生の井口暉貴さんが国家資格である消防設備士の試験に合格しました(*)。合格したのは乙種第6類で、工事整備対象設備は消火器です。鉄鋼会社から派遣された社会人学生の井口さんに受験のきっかけや最近の卒業研修の取り組み状況をインタビューしました。
-消防設備士試験受験のきっかけは?
業務に関係する資格として、所属会社の職場から受験を勧められたことがきっかけです。私の職場は設備のメンテナンスを行っており、業務の中に消火設備の整備・点検が含まれるため、必要となる資格だったからです。短大を卒業して会社に戻ったら、扱える消防設備の範囲が広い甲種消防設備士試験にも挑戦したいと考えています。
-消防設備士以外ではどんな資格を取得する予定ですか?
同じ会社から短大に派遣されて、7つの資格試験に合格して卒業した先輩に触発され、多くの資格を取得したいと考えるようになりました。会社から受験を勧められている資格は消防設備士の他に、衛生管理士、QC、3Dプリンター活用技術検定試験、CAD利用技術者試験2級の2次元と3次元です。これらの試験にもチャレンジしたいと考えています。
-資格取得以外ではどんなことに力を入れていますか?
2年生になってから現在は卒業研修をがんばっています。3Dプリンターで減速機の構造をつくることを卒業研修テーマに取り組んでいます。
卒業研修のテーマ選定で考慮したのが会社での業務内容です。会社でのメンテナンス業務の対象になるベルトコンベヤの駆動装置や重量物の運搬台車には減速機が使われています。減速機の構造や動作への理解を深めるため、卒業研修のテーマとして選びました。減速機は回転数を変えることによって大きな動力を生み出すことができる機械ですが、トラブルが発生する場合があります。そこで、CADで減速機の構造を再現し、それを3Dプリンターで実際に作って、動作させることで、減速機がトラブルに陥った時に適切かつ迅速に復旧できるようにしたいと考えています。
* 消防設備士試験
建物の多くは、その用途、規模、収容人員に応じて屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、自動火災報知設備などの消防用設備等または特殊消防用設備等の設置が法律により義務づけられています。消防用設備等の整備、点検を行うには、消防設備士の資格が必要です。この資格は、一般社団法人消防試験研究センターが運営・認定しています。詳しくは、一般社団法人消防試験研究センターHPをご覧ください。(こちらをチェック)。
機械工学科で目指せる資格
エネルギー管理士、機械設計技術者、CAD利用技術者、トレース技能検定、技術士補など
(機械工学科のHPはこちら)
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